釜石で宿泊施設づくりのお手伝い

おはにゃあございます。
やっと北海道編が終わったにゃあ。
でも本州に戻ってからもう1ヶ月が経ったにゃ。
引き続きブログをせっせと書くのにゃ!

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6月14日に八戸から苫小牧にフェリーで渡ってからほぼ2ヶ月ぶりの本州。
そして再び釜石にやってきました!

いきなりラーメンの画像ですみません。
三陸鉄道の大槌駅にある「麺匠 トキシラズ」。
出汁の効いたラーメンに飢えていたケビンがどうしてもと言うから。
でも、また食べられて幸せ。

昼食後、シュウセイさんの待つ釜石の橋野エコハウスへ。
2ヶ月前、北海道に渡る前日まで6日間ほど滞在させてもらった場所。
すでに懐かしい。

朝食ではありません(笑)
デザートのフレンチトースト!

橋野エコハウスにウーフー WWOOF(World Wide Opportunities on Organic Farms)で滞在してたフランス人のパトリックが夕食後のデザートにフレンチトーストを作ってくれました。
ソースに使ったブルーベリーは私たちが北海道の仁木町で収穫してきたもの。

翌日、お礼にコーヒーをごちそうしました。
コーヒー豆を焙烙(ホウロク)でさらに焙煎し深煎り豆を作るのにはまっっていたケビン。
フランス人にフレンチローストの豆でコーヒーを振る舞った。
パトリックはコーヒーがあまり好きではなかったという。
お母さんが作るコーヒーが口に合わずトラウマになってたみたい。

翌朝からさっそくエコハウス快適化計画のお手伝いを開始。
シャワー、お風呂、足湯、ゲスト用個室を作る壮大な計画。
優先順位の高いシャワー室から取り掛かることになった。
シュウセイさんの倉庫に置いてあるシャワールームのサイズをはかるケビン。

これを軽トラの荷台にのせてエコハウスまで運ぶ計画。
四人で何とか持てる重さだということがわかって安心。
寸法も測ったので、据え付ける場所の図面書きに取り掛かれる。

ジャーン!
どうしてもナスよりもケビンの顔に目がいってしまう(笑)
青森の道の駅で買ってきたお土産。

りっぱなナスはシンプルに塩でステーキにしていただきました!
菜種油で焼くとうまいよ!

釜石で取れた特別な菜種油を使いました。
シュウセイさんが主宰する「菜の花大地復興プロジェクト in 岩手県釜石市」で作った油です。

以下公式サイトからの引用です。
「被災した農地や荒地、花壇などに菜の花を植えて、景観づくり、塩害などの土壌浄化、地域単位のエネルギー生産のきっかけ作りを目指しています。」

地面を耕し、種を撒き、草を刈り、菜種を刈り取り、種を取り、選別し、絞り、瓶詰めする。
一つ一つの作業をボランティアのみなさんと積み重ねてできた貴重な油です。
ありがたく使わせていただきました。

公式サイトはこちらです。
素晴らしい活動の様子をぜひ読んでみてください。
http://unitedgreen.jp/

エコハウスのゲスト用の小屋とシャワールームの建築についてシュウセイさんから相談を受けていたケビン。
ケビンは北海道に渡る前に図面を描いたり、製材所に行ったりしていた。
なにかと忙しいシュウセイさんの少しでもお役に立てればと長野に戻る途中再び釜石に立ち寄った。

取材にきていたドビーさん。
ペンとカメラを置いて、草刈りのお手伝い。

シュウセイさんが 誰そ彼(たそがれ)を予約してくれた。

釜石で長年営業していたお店が311の津波で流されてしまった。
後日5メートルもあるカウンター板が瓦礫のあいだから見つかった。
それがきっかけで再開されたお店。
見るからに頑固そうな親父さんがカウンターの向こうに立つ。

釜石の人たちがくぐってきた過酷な現実。
それを思うとはしゃいで呑み喰いしてる場合か?
という思いもあった。
しかしせっかくお誘いいただいた。
ここは親父さんの料理を存分に楽しもうと気持ちを切り替えた。

厚めに切られたお刺身の数々!
どれも新鮮でめっちゃ美味しいっ!
ほっけのみりん漬けに煮魚もある魚料理づくし。

ホタテの身の厚いこと!
甘くて美味し〜

釜石のお酒もいただきました!

〆は残ったお刺身をヅケにして白米にオン!
ミニ海鮮丼〜
あさりのお味噌汁も美味しかった。

親父さん、いつまでもお元気で。

昨晩は美味しいお魚をたらふくご馳走になったので、暑いけど張り切って作業を進めるケビン。
シャワールームを設置するための束石を置いています。

ボランティアにきていた東京農大生もお手伝い。

シュウセイさんも地ならし。
日差しが強く暑い。
そんな中、還暦を過ぎたふたりが力を合わせる。

キッチンではユミさんとキャサリンがそうめんの準備。
ユミさんがエコハウスの畑からトマト、きゅうり、大葉、みょうがを採ってきてくれました。
採れたて野菜のごま味噌冷汁をかけていただきました。
いただきますの写真がないのが残念。

冷や汁はこんな感じの料理です。
よくすったごまと信州味噌、刻んだトマトがベースです。
味噌とトマトの別の種類のアミノ酸が互いに補い合うのでうま味も十分です。
火を使わないで作られるので暑い日によく作ります。
別の日の写真でごめんなさい。
この日は豆腐にかけていただきました。

翌日の午前中、釜石市内のホームセンターに資材の買い出しに。
その帰りに鵜住居駅の施設「うのすまい・トモス」に立ち寄った。
「いのちをつなぐ未来館」をしっかりと見学。
震災の出来事や教訓とすべきことを今に伝え、災害から命を守るためにどうすればよいかを教えてくれます。

三日目の晩御飯。
西興部の萩原牧場のジョニーからのお土産、チカ。
オホーツクの岸壁でたくさん釣れたというのをいただきました。
今日は小麦粉をまぶし、菜種油でムニエルに。
白身がやわらかくてキスみたいで美味しかった。

バイオディーゼル燃料車で旅をしている二十歳のマンテンくん。
作業のお手伝いもしてくれて夕食後にはギターと唄を披露してくれました。
キャサリンもうっとり。

ペール缶に穴をあける。

ホームセンターで買ってきた部品を取り付ける。

ゴムホースを接続。

ゴムホースの先は石油ボイラー。
三重県津市の解体工事のお手伝いでもらった石油ボイラー。
三重から運んできてシュウセイさんにプレゼントしたもの。
100リットルの灯油タンクは大きすぎてキャンピングカーで運べなかった。
で、ペール缶で自作したというわけ。

続いて配水と電源を仮接続して、試運転をした。
何年も放置されたボイラーはなかなか点火しなかった。
何度か試すうちになんとか点火しお湯が出た。
シャワー用に使えることがわかりほっとする。

ここエコハウスは再生可能なエネルギーで暮らせるようにするのが目標。
電気はすでにソーラーパネルからの電源でまかなっている。
ゆくゆくは太陽光を使った給湯器やバイオガス発生装置からのガスなどでお湯を沸かす計画がある。
今はゲストが快適に長期滞在をできるようにすることを優先する。
現実的な解決方法も必要なのだ。

作業の空いた時間にケビンが髪を切ってくれました。
ケビンは器用で下手な美容師さんより上手いし速いとおもいました。

釜石を出発する前にシュウセイさんが撮ってくれた家族写真。
さすがプロ!

もっとたくさんお手伝いをして、シャワールームが使えるまでしたかった。
しかしそろそろ出発しなくてはならない。

長野に向けて出発!
そしてすぐに道草。
山形にある「ささにしき食堂」。
この近くに住むデコさんが前回立ち寄ったときに鍋ごと買ってきてくれたホルモン煮込み。
その味が忘れられなくて。

ジャーン! 見てよ、見て見て! 完璧なホルモン煮込み!

ケビンがまたやらかした。
煮込みだけをまたたく間に食っちまった。
丼ものの時に何度も見た光景。
それに汁も残してないし。
・・・残った白米をどうする気だ。

ジャーン!煮込み単品追加〜!
わはははは、うますぎて笑いが止まらないケビン。
食欲のリミッターも外したみたい。

ほふっほふっほふっ。
美味しそうに食べてます(笑)

完食〜!
お見事っ!美味しからしかたないね。
ホルモン煮込みをおかわりして食べる人は珍しいとお店の人も驚いていました。

帰りに帳場に座っているおばあちゃんに「今までで一番おいしかったあ」とご挨拶。
耳が遠いらしく切り盛りしてる女将さんが大きな声で伝えてくれた。
おばあちゃん、にっこり。
また来たいお店が増えた。

ケビンは朝ごはんを食べない、昼ごはんもほんのすこし、炭水化物はいつも控えめ。
でも実はご飯と麺類が大好き。
高校生の時に焼きそば11玉を食べたことあるんだって。
本人いわく、美味しいものに出会ったらガッツリ食べられるようにいつも準備してるんだって。

このホルモン煮込みをこよなく愛するデコさん。
夏の疲れからなのか山形市内の病院にちょっと前から入院していた。
デコさんを見舞う。
病室がこれほど似合わない男はいないな。

後日デコさんが投稿したホルモン煮込みの画像を見てほっとした。
今度はささにしき食堂でビールを飲もう!

これがその画像。
ホルモン煮込みの大盛りは土鍋に入って出てくるんだって。
今度は土鍋をおかわりしてやる!
ケビンはこの画像をデコさんからの挑戦状と受け取ったみたい。
あーあ。

山形の小国町を通りかかることがわかったキャサリン。
何年か前に小国に来たことがあり、その時教えてもらった木村家さんの「へき地田楽」の味が忘れられなかった。
お店に立ち寄ったらまさかの本日休業・・・また来年こようと心に決めたのでした。

長野に向かって車を走らせる。
山形から新潟を通るのが最短ルート。
あっ!直江津・・・バイク野郎の顔が浮かぶ。

神秘的な野天風呂。

燕温泉「黄金の湯」、妙高山の登山口にあります。
募金箱に寸志を入れて入るシステム。
女湯は私ひとりだけだったのでゆったりのんびり。
この日は霧が深くて幻想的でした。

長野県に突入〜
県境を越えました!
6月3日に出発し、9月4日に長野県にとりあえず戻ってきました。
三ヶ月、あっというだった。

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読んでくれてありがとうなのにゃ。
長野に一旦戻ってきた理由はこの後のお話なのにゃ。
次回もお楽しみににゃ!

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