アルコバレーノ号の改装工事を再開! バンクベッドを制作

ものすごくお久しぶりなのにゃ。
最後に投稿したのが9月末だにゃあ。
家来たちは連日の改装工事で疲れ果ててブログの更新ができないと言い訳をしながら、毎晩お酒をたくさん飲んでいたにゃあ。
ブログの更新がないと心配して電話やメッセージをくれた友達もいたり。
我々は元気でやってるにゃあ。
心配してくれてありがとにゃ。

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今日は実は11月23日です。
内装工事を途中まで終えた我々は、三重県鳥羽市へ向けて出発した。
牡蠣小屋へ出稼ぎに行くためである。
仕事に入るまで10日ほどあるので、300Kmほどの距離をのんびり進んでいく。
安曇野市に停泊し、ハルさんの診断通院やら支払いやら水くみやらいろいろやっている。
なんともう三泊もしてしまった。

ハルさんは、14歳と7ヶ月。
小さなときから尿路系の病気を何度かしている。
最近血尿があり診察してもらった。
エコー検査で膀胱に影が見つかった。
それと血尿とは関連があるのかよくわからなかった。
抗生物質と消炎剤を数日呑ませたら血尿は収まったので一安心。
膀胱の影は、三重に移動したら以前かかっていた病院でも見てもらうつもり。
猫はストレスで血尿がでるとも聞くので、できるだけ穏やかに過ごせるようにしてあげなきゃ。
食欲旺盛で毛艶も良いので、ひとまず安心して三重に向かえる。
血合いのないかつお節を以前より欲しがる。
奮発して大袋を5つ買っておいた。

安曇野市は北アルプスの東側、アルプスの山々を仰ぐ景色が素晴らしいところ。
山奥の限界集落から出てきた我々にとっては程よく都会である。
動物病院、郵便局、コンビニ、ラーメン店、天然温泉、足湯、コインランドリー、ホームセンター、小売店、どこでも10分ほどでいける超便利な生活。
やっぱり街はいいなあ。

せっかくなのでおととい見つけたラーメン店さんをご紹介。
三空と書いて「みそら」と読みます。
いただいたのは醤油ラーメン。
丁寧に作られているしみじみ系のラーメン。
美味しかった。
イチオシは濃厚札幌味噌のようだけれど、北海道であまり良い思い出がないので醤油にした。
ここなら塩も味噌も期待が持てる。
出発前にもう一度行ってみようかな。

水くみにも行く。
山裾にある満願寺には「命水」がある。
先月山口からの帰りに汲ませていただいた。
すごく美味しかったのでまた汲ませてもらった。

足湯もある。
我々は穂高温泉郷の山裾に停泊している。
足湯もほど近い。
天然温泉のかけ流しで気持ちが良いです。

さてさて。
近況報告はこれくらいにして、改装工事のあれこれを書いていこう。

10月はじめに本拠地の長野県に戻った我々はさっそく改装工事を再開した。
今回の目標は、内装工事と設備工事を完成させることだ。
来年から始めるソフトクリームの移動販売。
販売許可を得るための改装箇所もしっかり対応して行く。
札幌の保健所で相談して改装ポイントは確認済みだ。

改装すべき内容を細かく書き出してみたらなんと30箇所以上もあった。
主な工事だけでもこんなにあるのだ。

バンクベッド床の作成
バンクベッド天井、壁の断熱工事
バンクベッド内装工事
ベッドルームと居間の天井板貼り
ベッドルームと居間の壁板貼り
キッチン天板にステンレス貼り
キッチンにシャワーヘッド付き蛇口を追加
手洗いシンクと蛇口を追加
湯沸かし器設置
FFファンヒーター設置
シャワー蛇口追加
シャワー室壁の防水工事
キッチン換気扇
トイレ換気扇
ベッドルームに扉付ける
バンクベッドに扉を付ける
トイレに扉付ける
キッチンカウンターに引き出し追加
電灯設置
バッテリーの保守がしやすいように機器の場所を変更
キッチン床を水が染み込まない材質にする

それぞれの項目をスマホのリマインダーに入力し、優先順に並べ替えた。

作業項目を書き出して、足りない材料を確認。
買い出しに街へ出かけた。
そして最近ハマっている大石家でまずラーメンを食べる。
決して現実逃避や敵前逃亡ではない!
英気を養うっていうやつですよ〜。

帰り道にネジやらコーキング剤を買い、食料も調達し山に戻った。
山奥に住んでいると買い物にかなり時間を取られる。
出かければその日は一日つぶれる。
このあと二ヶ月弱の工事をしたが、材料の買い出しはこれが最後となった。
工事に集中したい我々は、買い物の時間を最小限にするように考えた。
ほとんどの資材をモノタロウとアマゾンで調達するようにした。
食料品はまとめ買いして、街へ下りるのは10日に一度にした。

我々の主食は豚肉。
それも脂身の多いところが大好き。
お肉専門の卸店に出向き、バラ肉を一枚単位で買う。
お店のご夫婦はキャンピングカーに興味津々ですぐに仲良くなった。
一枚はだいたい5キロ前後ある。これを300グラムくらいに小分けして冷凍保存しておく。
塊で保存すると痛みが少なく美味しく食べられるのだ。

冷凍庫にはいつもお肉がいっぱい。
しあわせなバンライフは食生活からだよね。

まず取り掛かった工事は、運転席の上のバンクベッド。
買ったときに付いてたのは全部取り払って、ベニヤ板を仮の床にして物置にしていた。
ちゃんとした床を作り、ゲスト用のベッドルームにするのだ。
床を支える土台を作るためにケビンが寸法を測り、詳細な設計をする。
大まかな設計は以前に済ませて必要な木材は取り揃えてある。
構造を決め、ミリ単位ででの図面を書く。

キャサリンは天井の断熱工事に取り掛かる。
天井はグラスファイバーの外壁がむき出しである。
これでは夏は熱く冬は寒い。
ゲストが茹で上がるか、凍えてしまう。
床ができたら断熱材を貼り付けるのだがその前にアルミ箔を天井一面に貼り付けておく。
これは主に夏の日光による輻射熱を防ぐためだ。
工事が終わった後に効果を確かめてみたがあまり効果がなかった。
赤外線でアルミ箔が熱くなるがその熱が車内の空気を温めてしまう。
外側に貼り付けてその上に塗装するのがよいと思われる。

せっかくなので完成写真をば。
一部のホテルにはこうした鏡張りのベッドルームがあると聞いたことがある。
どういう目的なのかケビンには見当もつかない。(笑)

杉材を使って床を支える土台を作った。
材料を切り、木ネジで組み立てる。
設計通り、いや設計以上の出来上がりに満足なケビン。
やりながら設計変更はいつものこと。(笑)
ドヤ顔の写真がないのが残念だ。
右下の縦の壁は、ボディーの鉄板とグラスファイバーの外壁を隠すためでもある。

キャサリンは床に敷く断熱材を切断する。

キャサリンが断熱材を敷いたあと、ケビンが床を貼っていく。

半分ほどできたところで寝心地を確認。
大男なら無理だが、普通の体格の人なら十分眠ることができそう。

床が貼り上がった。
岐阜県産の杉の美しい木目。
良い香りに包まれて眠られそう。

さっそくケビンが体験。
高さも十分あって快適に眠られそう。
幅は140センチ、長さは190センチある。
ゲストを迎えて夕食をして泊まってもらえるようになった。
夢が広がる。
別々に居たいときは、そんなことはめったに無いが、前後のベッドで別々に眠られるのだ。(笑)

工事は上々の滑り出し。
読むと一分だけれど実はここまで6日ほどかかっているのは内緒。(笑)
ケビンはいつものようにまだ二ヶ月あるしといいながらマイペース。
キャサリンはケビンには先送りの癖が体に染み付いていることを熟知している。
ケビンにペースを上げさせようと最初のころは優しくケビンを勇気づけていたのであった。

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今日も読んでくれてありがとにゃ。
バンクベッドはできたけれど、吾輩はあんな高いところへは飛び上がれないんだにゃ。
早く階段を付けてくれないかにゃ。
ちょいと体調悪かったけれどもう大丈夫だにゃ。
お土産には高級鰹節をよろしくなのにゃ。

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