長期停泊してアルコバレーノを修理、そして小樽へ

おはにゃあございます!
1週間ぶりの投稿だにゃ〜
ケビンもキャサリンもブログの更新をさぼり過ぎだニャ。

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道南の旅はまだまだ続いていた。
函館から鹿部町に向かう。

この旅で何度かみかける光景(笑)
宅急便で〜す。
毎度おなじみのヤマトの営業所止の荷物を受け取るケビン。

温泉近くの静かなキャンプ場で長期停泊することにした。
今回の旅で偶然見つけたとっておきの場所なのだ。
お友達にはこっそり教えますので連絡ください。(笑)

ここへ来てやりたいことの第一番は排水タンク(グレータンク)の修理。
道路で引きずって大穴があいてしまったのだ。

西興部から紋別へ向かう途中で起こった悲劇 “グレータンク落下事件”
ご存知ない方はこちらをご覧ください。
http://haruvanlife.com/archives/1193

実はヤマトで受け取った荷物は修理に必要なものだった。

大穴のあいたタンクを室内から運び出した。
やっと中でくつろげるスペースができた。

痛々しい傷跡…
新たな皮膚を接着するために平らにしなければならない。
ノコギリでバリを切り取って、ヤスリで平らにする。

グラスウールを切り取って、樹脂を塗って固めていく。

この作業を繰り返してタンクを再生する。

タンクが直ったら、穴を開ける。

穴にバルブを取り付ける。

タンク修理完了。
書くとこれだけだが実際には四日間かかっている。
樹脂が固まるのに1時間ほどかかるので、貼っては待つの繰り返しだった。

このあと車体後部の床下に吊り下げた。
この作業はかなり手間と体力が必要だった。
タンクを支えながら固定するステンレス番線を締めていくからだ。
でもなんとか作業を終え、排水タンクは復活した。
やったぜケビン!
今日からまた車内で水道が使えるようになった。

排水タンク再生作業の待ち時間に別の作業をする働き者のケビン。
LEDランプを取り付けて配線。
これでロウソクだけの暮らしとはおさらばだ。

次は換気扇を動くようにする。
内装をはがすときに配線も外してしまっていた。
振動による摩擦に強い二重被覆のケーブルを使うべきだ。
このあたりはちゃんとしておかないと何年かあとに泣くことになる。
あいにく手持ちが無かったのでとりあえず一重被覆のものを使った。
出来るだけ早くちゃんとしたケーブルに取り替えるつもり。
配線の根本にはヒューズをかましてあるのでショートしても火事になる心配はない。

換気扇は12V用のもの。
買ったときから天井に付いていたものだ。
新品を買うと5万円くらいするので使うことにした。
アルコバレーノ号のバッテリー電圧は24Vなので24Vから12Vを作る電源装置を追加した。
12V系の端子台も新設し、換気扇のケーブルをつないだ。

スイッチON!
ちゃんと動作した!
当たり前か。(笑)

この換気扇は、吸気と排気の切り替えができる。
吸気にすると真下にいる人は涼しい。
いろいろ試していちばん心地の良い方法は排気で使うことだ。
いちばん後部にあるベッドルームにある小窓を3センチくらい開けておく。
他の窓は全部閉じておく。
そうすると小窓から吸い込まれる空気は風になってベッドルームをめぐったあと居間に入ってくる。
ハルさんは昼間はベッドルームで寝ているのでいちばん涼しくしてあげることができる。
ベッドルームを通った空気は居間を流れ、車体の前のほうの天井にある換気扇から排出される。
風があるときは窓を全部開ければ良いけれど、風が弱いときは空気の通り道を作れば全体を涼しくすることができる。
でも9ケ所もある窓を開け締めするのは面倒なので、窓を一箇所だけ開けて排気する方法に落ち着いた。

消費電流は、強にして0.7A。
日が照って暑い昼間はソーラー発電から12Aくらいは供給されるのでまったく問題ない。

12Vの電源は余裕のある10Aのものを取り付けた。
室内用のLEDランプとか電気器具は12Vのものが種類も多いので選択肢が広がった。
照明工事は秋以降にホームに戻ったらするつもりだ。
その前に壁と天井に板をはらねばならないんだけどね。

ケビンがモクモクと作業をしている間、キャサリンはチクチクと針しごとをしたり…

食べ過ぎると眠くなって動けなくなるケビンのために軽めの昼食をつくったり…

ハルさんのために鰹節の血合いをとったり…

ハルさんはケビンに無理やりブラッシングされたり…

がんばったご褒美は、もちろん血合いをとった鰹節!

作業完成のお祝いの夕ごはん。
山田農場 チーズ工房で買った山羊乳チーズとお勧めのワイン。
おおば製パンで買ったカンパーニュ。
美味しすぎてため息がでました。

工事が終わった翌日、札幌の魔女さっちゃんからのお誘いで厚沢部町へ。
あっさぶと読みます。
厚沢部町の旧・清和小学校で 行われたイベントに参加した。
With You[前向きな障害者と仲間達]が主催したイベント。
小学校の裏山を散策。
車椅子が山道を登るのを手伝ったりした。
気持ちのいい風が吹く林だった。

林の向こうには崖そして草原。
どうりで気持ちのいい風が吹いてくるわけだ。

散歩のあとは、土窯でピザを焼いてお昼ごはん!
率先して働くケビン。

午後からは、水鉄砲を使ったサバゲーで遊ぶ。

今回の主催団体のメンバーのおっくんと友だちになった。
左は婚約者のかおりさん。
右はピザ焼きの世話役のフジー。
フジーは小学校の隣でカンペシーノというカレー屋さんを営んでいる。
美味いピザも食べられるらしい。
来年のイベントにも準備段階から参加したいと申し出て再会を約束した。

厚沢部の道の駅で一泊したあと、日本海を望みながら走る国道229号線をひたすら北上した。
例に漏れず地図上では近いが目的地の岩内に着いたのは日が暮れたあとだった。

岩内の道の駅で目をさました。
コーヒーを飲んで室内の掃除をしてブログを書いたらもうお昼。
次の目的地の小樽へ出発した。

「小樽といえばザンギ!」
ケビンはこの写真とともにFacebookに投稿しボケをかましていた。
しかし盛大にスベった模様(笑)

気を取り直して「若鶏時代なると」へテクテク移動。

小樽ビールで乾杯し、半身揚げにかぶりついた。
東京や神奈川の百貨店で開催される北海道物産展でなると屋の出店を見つけるたびに駆けつけていた半身揚げLOVEのキャサリン。
旅に出発する前から小樽で半身揚げを食べたいと言い続けていた夢がようやく叶った。

ランプが灯る北一ホールに涼みに入った。
この日の小樽は歩き回るには暑すぎた。

アルコバレーノ号に戻り、たっぷり昼寝をして夜の小樽に繰り出した。
三重の友達ケロリンが教えてくれたお店。
「郷土料理おおとみ」

クラッシクとお刺身で乾杯〜!

酢の物、茶碗蒸し、ツブ貝、とうきびのかき揚げ。
どれも美味しかったです!

おおとみの二代目は、なんと津市大門の「幸村」で修行されたと。
大将、女将さん、二代目といろいろお話しながら楽しく過ごしました。

散歩しながら酔い覚まし。

夜になってもこの温度。
遊覧船乗り場近くの駐車場に停めたアルコバレーノ号に戻りすぐに眠りました。

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今回も読んでくれてありがとニャ。
吾輩はブラッシングがきらいなのにゃ。
キライでもケビンを噛んだりしないにゃ。
ケビンが首の後ろをがっしりつかんでいるから噛めないのにゃ。
でも抜け毛をきれいにしてもらうと涼しくていのにゃ。
次回は、札幌編をお送りするにゃ。
頑張って書くように家来たちに言っておくにゃ。


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