オホーツクを走り思い出の地へ!

おはにゃあございます。
東北・北海道をめぐる新婚旅行は後半に入っにゃ。
道南のとある温泉にしばらく停泊することにしたにゃ。
この間にブログを毎日書いて、実際の旅の進行に追いつくにゃ。
キャンピングカーの手入れもいろいろするにゃ。
今回はオホーツクを走り、ケビンとキャサリンの思い出の地を訪れたお話だにゃ。

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西興部(にしおこっぺ)の萩原牧場を出発する前にひと仕事。
アルコバレーノ号の清水タンクに美味しいお水を満タンに入れた。
100リットルのお水が入る。
萩原牧場の水は源泉かけ流し100%でカルキが入ってなくほんとうに美味しい。

西興部村は内陸の海なし村だ。
隣の興部村まで25キロメートル走るとオホーツクの沿岸に出る。
道路は例に漏れず直線が続く。
北海道は梅雨はないが、この時期は雲が多い。
気象庁の定義する梅雨ではないだけで実際は梅雨と同じだと思う。

順調に走っていた。
道の駅で休憩し、トイレから戻って来たらなんか車体後部の様子がおかしい。
グレータンク(キッチンやシャワー室の排水を溜めておく)が落っこちて道路にこすっている状態だった。
写真は引っ張り出したあとの写真です。

こんなところにも大穴が。
ここに排気管が突き刺さっていた。
排気管に支えられて道路に置き去りにせずすんだのだ。

排水タンクを支える鉄のベルトが錆びて切れたのが原因だとわかった。
エンジン音がうるさく、こすって走っていても気づかなかった。
すぐに気付けばこんなに大穴は開かなかったのになあ。

築25年のアルコバレーノ号、いろいろ起こるなあ。
せっかく清水タンクを満タンにしたけど、水道を使えなくなった。

これは応急処置が無理な重症だ。
資材を手配し、どこかで1日かけて直さなければならない。
材質はポリプロピレンのようで、特殊な接着剤が必要だ。

ホコリまみれの排水タンクをブルーシートに包み、車内に収容し出発した。

1時間ほどで紋別に到着。
港のそばの道路を走っていると「毛ガニ」と書かれた看板が。
ショックな事があるとお腹が減るケビン。
看板に言われる通り右折するとすぐに海産物の加工工場と直売場があった。

ドアに近づくと「朝ゆで毛ガニあります。」

お店の誘導作戦にまんまとはまり店内に。
広い店内をうろうろ見て回る。
店内は撮影禁止で写真はありません。
やはりオホーツクは毛ガニが本命だ。

ショーケースは、品物の種類ごとに並べられている。
毛ガニのショーケースには10匹ほどのが並んでいる。
写真のはいちばん大きいやつ。
産地証明のタグも付いて、1キロ以上ある。
許しを得て持ってみるとずっしりと重い。
ついでに写真も撮らせてもらった。
買う気まんまんのケビンを見て許してくれたのだろう。

温泉など入り夜になるのを待った。
紋別の道の駅に戻り夕食の用意。

じゃじゃーん!
排水タンクが壊れてしょんぼりしたキャサリンを慰めるためにいちばん大きなやつを買ったのだ。
何事にも言い訳が必要なのだ。
美しい言い訳ならなお良いのだ!

テンションが上がるキャサリン。
よかったよかった。

あーん。
ではなくで写真を撮れと。(笑)
このあと無言の時間が過ぎて言った。
ハサミの音とすすり込む音だけが静かに続いた。

ミソもたっぷり!

あ~食った食った。

紋別ベイエリアオートサイトの朝。
車中泊の車やテント泊の車が並ぶ。
長期滞在の人が多いようだ。
無料で車中泊ができ、トイレもある。
食器が洗える水場もある。

環境維持協力費400円を支払うと1年間有効のチケットをもらえる。
トイレ棟のガチャで買うことができた。
長旅で溜まったゴミを全部捨てさせてもらった。

オホーツクの海を左手に見ながら網走に向けて走る。
美しい砂浜でひと休み。
流木、貝殻、石などを探した。

手の形をした流木とエアー握手。(笑)

ホタテの貝殻もたくさん打ち上げられていた。
見渡すかぎり続く浜を紋別から網走まで歩いたら結構なお宝に出会えるはずだ。
生まれ変わったらやってみたいものだ。(笑)

昼前だが途中の道の駅でカンパーイ!
ホタテの貝殻を見てしまっては食べずにはいられなかったのだ。

〆は慎ましく袋ラーメン。
二人で一杯を分け合って食べる。
一杯のかけそばの話しを思いながら。

余談だが、このラーメン、なかなかやるのだ。
かなりうまいのだ。
旭川に行かねばなるまい!

このあと長〜い昼寝をして夕方に出発。

夜遅く網走に到着し、そのまま車中泊。

道の駅は港に面している。

この道の駅でもゴミを捨てられる。
10リットル入るゴミ袋を40円で買う。
分別はしなければならないので種類分の枚数を買う必要があった。

量が少ない場合は無料で捨てられる。

生活すればゴミが出る。
キャンピングカーの場合はゴミをどこに捨てるのかいつも気にしないといけない。
旅人に優しいところが多く、ほんとうに感謝しかない。

網走の道の駅でアルコバレーノ号の下にオイルが漏れた跡を見つけた。
車体の下にもぐって見てみるとホーシングのドライブシャフト側のシールから漏れていた。
ここなら大きな問題ではない。
全部のオイルがすぐに漏れてなくなることはないはずだ。

網走にはいすゞの修理工場はあったがあいにく休みだった。
軽傷だし、自分でやることにした。
トラックはジャッキアップしなくても床下に潜れるから平坦な場所さえあればできるし。
途中のカーショップでギアオイルを買った。
空いている道の駅の駐車場に停車。

道の駅で修理を始める。
汚すといけないので地面に新聞を敷いた。
固着していたフィラーボルトをなんとか外す。

容器にオイルを入れ、ホーシングに注入!
200ccほど入った。
規定量は2700ccなのでまだたくさん残っていて一安心。
漏れないようにちゃんと修理するまでは定期的に注ぎ足し作戦をしなくてはならない。

作戦を敢行した道の駅からの風景。
観光がしたかったなあ。

道の駅を出発。
途中キャサリンが眠気をこらえながらうつらうつらしていた。
アルコバレーノ号のトラブルとうまいもんの食べ過ぎが原因に違いない。
長旅の疲れもあるだろう。
後ろのベッドで寝たらとうながしてもイヤだという。
仕方ないから、ベッドで寝なさい!とケビンは強く命令した。
そしたら素直に従った。
頑固だけど可愛いキャサリンだな。

目的地の中標津に近づいてきた。
裏摩周の林の中の道を進んでいく。
キャサリンはまだ寝ているみたい。
本道をそれて、黙って二人の思い出の場所の駐車場に停めた。

ここはマリオとはるちゃんが6年前にイベントをした場所だ。
二人はサポートするメンバーとして参加した。
何度も書いたが6年後に結婚するような関係ではまったくなかった。

6年前の写真と同じ場所で今回撮った一枚。

6年前の写真。
こんなに可愛かったのにケビンはなんでこのとき口説かなかったのかなあ。(笑)

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今日も読んでくれてありがとにゃ。
吾輩は美味しいサバがたべたいのだにゃ。
そこんとこヨロシクにゃ!

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